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【理系】地方から難関国立大に現役合格するまで【大学受験】 

毎年冬になって高校生を見るたびに、大学受験を思い出す。それくらい俺にとって大学受験は、印象的なイベントだったんだ。何とか志望校には受かったんだけど、その過程は地獄だった。

この記事では、まず大学受験の地域格差について解説する。そのうえで、その格差にどう立ち向かったのかを赤裸々に綴っていきたい。ザ・ノンフィクション。

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50 万人で競う椅子取りゲーム

大学受験生は、壮大な椅子取りゲームに参加してる。知らないうちに(倒置法)。総勢 50 万人。この人数の中で、決められた数の椅子を奪い合うデスマッチ。これが大学受験の正体なんだ。

だから俺も受験生のときは、制服着てるやつが全員敵に見えてた。もちろん表には出さないけど、食うか食われるかのサバゲーだって気づいてからは、とてつもないプレッシャーを日々感じてた。

敵は都市部にあり

でも地方の受験生の敵は、実は近くにはいないんだ。本当に倒さなければならないのは、恵まれた環境に身を置く都市部の受験生。実はフェアに見える大学受験なんだけど、格差は存在してる。

その一つが地域格差。もっと言うと、情報格差。人が多ければ、情報はたくさん出回る。もちろん玉石混交ではあるんだけど、大学受験は情報戦でもある。出回る情報の量は、多いに越したことはないんだ。

都市部は中学受験が当たり前

まず地方出身の俺が驚愕したことなんだけど、都市部では中学受験が当たり前らしい。大学にも、中高一貫校なるものに通ってたやつがちらほらいた。

そういうところに通うと、カリキュラムが前倒しで進む。高 3 までには全部終えて、高 3 は全部受験対策。こんなの差がつくに決まってる。そもそも、小学生で勉強すること自体がすごすぎ。そういう発想すらなかった。

都市部は塾・予備校が充実

人口が多いってことは、受験生も多い。ってことは、塾・予備校も充実してる。選択肢が多くて、迷ってしまうくらい。一方、地方は選択肢すら与えてもらえない。

例えば俺がいた栃木県には、駿台とか河合塾がなかった。だから、浪人したら埼玉県の大宮まで通うか、県内のわけわからん予備校に通うしかないんだ。浪人すらさせてもらえない。

俺は映像授業と参考書で対抗した

この格差に気づいたのは、高 3 で駿台全国模試を受けたとき。当時の俺は、校内偏差値 65。ブイブイ言わせていたんだけど、その模試の偏差値は 50 だった。まさに小山の大将。めちゃくちゃショックを受けたのを覚えてる。

なんとかしないと、マジでやばい。このままだと、都市部の受験生に勝てない。窮地に追い込まれた俺は、対抗策を考えた。それが、映像授業と参考書だった。

人気予備校講師の授業を受けられる

まず一つ目の対抗策が、映像授業。人気予備校講師の授業を、地方にいながら受けられる。もちろん生ではないから質問ができなかったり、映像が古かったりする場合もある。

だけど都市部との格差に対抗するためには、同じ水準の情報に触れなきゃダメなんだ。実際授業を受けると、感動する。わかりやすいし、実践的なテクニックも多数盛り込まれてて超有益。

都市部の受験生も参考書を使う

二つ目の対抗策が、参考書。映像授業は高価なのが、玉に瑕。そこで、参考書も組み入れた。そもそも学校の教材は、その学校でしか使われてないケースも多い。

だけど、参考書は全国展開。都市部の受験生も、当然同じものを使ってる可能性がある。だからできるだけいい参考書を見繕って、授業中にばれないように内職してた。

俺は東進衛星予備校に通った

俺は、林先生でおなじみの東進に通ってた。でも本体には通えないから、東進衛星予備校っていう映像授業を売ってるフランチャイズ校舎に通ってた。

東進衛星予備校のいいところは、校舎を持ってるところ。自習ができてしまう。図書館と違って混んでないし、遅くまでやってる。だから、使い倒した。詳細は下記。

東進衛星予備校 公式

映像は新しめのものを選べ

通ってた俺からのアドバイスとしては、まず映像は新しめのものを選ぶということ。古いと質が下がる。画質も悪いし、内容も古い。講師の質も向上し続けてるから、わざわざ古いものを選ぶ必要はないんだ。

だから、とろうと思ってる講座があったら収録年度を調べるのがおすすめ。5 年以内に収録されたものがいいと思う。今 2000 年代の映像なんて見てられない。

今ならスタサプもあり

向こうも商売でやってるから、あの手この手で映像の契約を迫ってくる。だけど、まずは 1 講座だけとってみるといいと思う。それから校舎の雰囲気とか、映像が自分に合ってるかを確かめるのがおすすめ。

あと、俺のときにはなかったスタディサプリなるものがある。これなら、質の高い映像授業を安く見られる。併用して、いいとこどりすればいいと思う。詳細は下記。

スタディサプリ 公式

参考書選びは武田塾を参考にした

参考書と言っても、たくさんあって選ぶのが大変。だから、俺は武田塾を参考にした。通ってはなくて、サイトに公開されてる情報を見てた。多くの参考書が網羅されてて、参考になる。

いきなり難しい参考書を選べばいいってわけでもないのが、難しいところ。自分のレベルを把握して、そのうえでそのレベルに合った参考書を探さなきゃダメ。

理系は裸の殴り合い

あと、俺は国語が苦手だからという理由で理系を選んだんだけど、体感だと文系より上位と下位の差がつきやすい。数学や化学、物理はオリンピックがあるくらいだから、上を見出したらきりがないんだ。

それに、センスは存在する。断言する。そういう星のもとに生まれたやつを、俺も何人か見てきた。そういうやつらと、戦わないといけない。理系は裸一貫。センスに努力で色を付ける。そのうえで、殴り合う。そんなイメージ。

食べる寝る以外の時間を勉強に全投下

だから、ありきたりな話だけど配られたカードで戦うしかないんだ。どうするかと言ったら、圧倒的な時間投下。これに尽きる。食べる寝る以外はずっと勉強する。

あと、俺は髪を乾かす時間がもったいないから坊主にしてた。完全に気がふれてるんだけど、これぐらいしてやっと志望校に受かった。具体的な大学名は非公開だけど、難関国立大ってくくり。参考になると嬉しい。

大学受験は最後の公正公平な勝負

ここまで、大学受験の地域格差について書いてきた。とはいえ、大学受験は最後の公正公平な勝負なんだ。それについて言及したポストが、下記。

センター試験から共通テストへ。一般入試の縮小。変化こそあれ、点数という統一された基準で評価される貴重な機会。自分のすべてをぶつけてほしい。健闘を祈ってる。

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