
外出するのに最低限必要なものに、カギがあると思う。外出に必要なものは少ない方が良くて、スマホと財布は仕方がなくても、カギだけは納得がいかなかった。
財布に負けず劣らず、紛失したとき面倒なんだ。誰かの手に渡ったことを想定して、カギの交換が必要で費用もバカにならない。今回紹介するのは、そんなカギを持ち歩く必要がなくなる商品。
カギの携帯はハイリスク

外出のとき、カギ、スマホ、財布は最低限必要になると思う。どれもなくすと面倒な代物で、以下のような対策をしていた。
- カギ: ウォレットチェーン
- スマホ: 「デバイスを探す」機能
- 財布: MAMORIO CARD
ウォレットチェーンだけスマートじゃない。むしろダサい。なんとかしたいというのが、今回の動機。
カギを持ち歩かなければいい

そこで俺は考えた。カギをなくすのが怖かったら、カギを持ち歩かなければいいじゃない(キツネ: 1998-)。それを可能にする商品が、スマートロックといわれるもの。
機能はシンプルで、Wi-Fi を通じてカギを開閉するだけ。でも、これが実現すればスマホがカギになる。つまり、カギを持ち歩く必要がなくなるんだ。
ハブミニを持ってたからスイッチボットを選択

候補になるスマートロックは、スイッチボットのほかにもいくつかある。それが SESAME 5 や Qrio Lock なんだけど、いずれにしてもハブが必要になるんだ。
ハブというのは、デバイスと Wi-Fi を中継するもの。俺は、照明とエアコンを声で操作するためにスイッチボットハブミニを導入していた。追加購入が不要になるから、スイッチボットを選択したというわけ。
取り付けのポイントはアルコールとドライヤー

注文後ほどなくして届いたので、さっそく取り付けに着手した。この工程が結構重要。というのも、スマートロックが外れてしまうと落下による故障のリスクがあるんだ。
そこで講じた対策が、アルコールとドライヤー。アルコールでドアに付着した油汚れを落として、ドライヤーで温めることで接着剤を柔軟にして粘着力を強化する。
グーグルホームで施錠可能

準備が整ったら、実際に恐る恐る貼り付けた。結果としては、ガッチガチについていて成功。あとはアプリと連携するだけ。スマホからカギの開閉ができるのは、不思議な感覚。
次に行うのが、グーグルホームとの連携。といっても実用的には、カギを閉められるだけ。声で開けられたら第三者に開けられるリスクがあるから、いちいち PIN を言わないといけないんだ。
自動化でもっと便利に

おすすめなのが、ほかの家電操作と一緒にして自動化してしまうこと。例えば、俺が使っている自動化が下記。
- 開始条件: 「ただいま」
- アクション: カギ施錠、照明オン、エアコンオン
ただいまと言うと、カギが閉まって部屋の電気とエアコンがつく。この間、俺がものに触れることは一切ない。
スマホのウィジェットが超便利

でも、いちいちアプリ開かないと操作できないなんて不便だと思う人もいると思う。そんな人のために、ウィジェットなるものが用意されている。
スマホのホーム画面に、上の画像のようなカギの開閉ボタンを設置できるんだ。これで、スマホを開けば簡単にカギの開閉が可能になる。設置方法を解説する。
ウィジェットの設置方法

ホーム画面を長押しすると、画面下部にウィジェットスライドが表れる。これはギャラクシーの場合だから、機種によって異なるかもしれない。
検索バーに SwitchBot と打ち込んで、項目を展開するとロックシリーズ製品のウィジェットが出てくる。これを選択すると、晴れてホーム画面に設置できる。
物理カギを使う必要がなくなった

実際のところどういう風に運用しているかというのが下記。
- 外出時カギ解錠: スマホ
- 外出時カギ施錠: スマホ
- 帰宅時カギ解錠: スマホ
- 帰宅時カギ施錠: グーグルホーム
物理カギの存在意義が失われた。
応答速度は 5-10 秒くらい

早く導入すればよかったと思うほど便利で、一人でも多くの人に体験してもらいたいと思って記事にした。一方で、不満もないわけじゃない。まず反応速度。
指示を出してから 5-10 秒くらい待たされる。これは物理カギではなかったデメリットで、持ち物が減るから許容している感じ。一瞬で応答するものがあったら、そっちに乗り換えるくらいにはストレス。
結局物理カギは財布に入れてる

カギを持ち歩かなくてよくなるって書いたけど、財布には入れてる。理由は、下記のリスクを考慮してのこと。
- 不具合による閉め出し
- 落下による閉めだし
カギだけを別途持ち歩く必要はなくなったから、メリットは大きいんだけど、完全に開放されたわけではない。悔しい。
もうカギだけを持ち歩かなくていい

未来を感じる商品で、実際生活が改善された実感がある。だけど、細かな不満はあって発展途上といった印象。これからもっといい商品が開発されていくことは、間違いないと思う。
身分証明書がマイナンバーカードに集約されたり、キャッシュレスが主流になったり、持ち物は減る傾向にある。ぜひこの商品を導入して、その傾向に拍車をかけてほしい。