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【オーディオテクニカ有線イヤホン CKR 50 レビュー】音に集中できてデザイン性も高い

2024年12月28日

今回レビューするのは、オーディオテクニカ有線イヤホン CKR50。有線イヤホン(笑)と思った人。なぜ今回取り上げるのかも含めて、解説していくから安心してほしい。

時代の移り変わりと、トレンドの循環。オタクの生態。そう言った背景についても触れる。最後には、このイヤホンが欲しくてたまらなくなるような記事になったと自負している。ぜひ見ていってほしい。

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有線イヤホンが若者トレンド

無線イヤホンの登場以来、有線イヤホンはすっかり見なくなった。有線イヤホンをしていると、こだわりが強い厄介者なんて偏見があるくらいなんだ。

ところが、最近若者の間で有線イヤホンが流行っているらしい。理由を俺なりに考えると、次の 3 つ。

・カップルで共有したい
・平成レトロのトレンド
・小顔効果

一つずつ解説する。

カップルで共有したいのは音じゃない

上の写真みたいなことがしたいということ。そうはさせない。そう思ってしたのが次のポスト。

違う、そうじゃない。カップルで共有したいのは、音じゃない。SNS 時代だから、人との直接のつながりが希薄になりがち。だから線によって、つながっているという実感を求めているんだと思う。無線イヤホンをシェアすると、味気ないのはそのため。

平成がエモい令和な現代

俺が学生の頃は、昭和レトロが流行った。スタバみたいな西洋風のカフェが全盛の時代。それに対するアンチテーゼだったのかもしれない。それが今や、昭和どころか平成がエモくなってる。

『花束みたいな恋をした』では、菅田将暉と有村架純がカップル役を務めた。劇中で平成のときの 2 人は、有線イヤホンをシェアしていた。それをエモいと思った若者が、後を追っている。まさに「平成レトロ」。

ルーズソックスが流行った理由

有線イヤホンが流行った理由は、それだけじゃない。単純に、小顔効果があるだからだと思ってる。ルーズソックスがまた流行ったのは、記憶に新しい。これも足が細く見えるから。

あえて靴下をたるませる。そうすることで、ダルっとした印象とシャープな足とが対比される。結果、足が細く見えるってからくり。有線イヤホンも、これに近いと思ってる。顔回りにものを置くことで、小顔な印象になるんだ。

オタクは実用性も欲しい

でも、オタクはエモいなんて理由で非合理的な選択をできない。オタクの歴史は、実用性を求めた非合理との戦いの歴史なんだ。イケてるやつらが有線イヤホンをしていたとき、オタクはヘッドホンをしていた。

イケてるやつらが iPhone を使っていたとき、オタクは Android を使っていた。ファッションよりも実用性が先立つ。俺もオタクだから、よくわかる。

オーディオテクニカ有線イヤホンは才色兼備

だから、俺はここで折衷案を出したい。有線イヤホンには、挑戦する。ただし、高い性能を持つもの。あと、オタクっぽくならないように見た目も洗練されたもの。

そうすれば、多数を占める EarPods に対抗できる。かもしれない。そんな有線イヤホン界の希望の星こそ、今回紹介するオーディオテクニカ有線イヤホン CKR50 ってわけ。

オーディオテクニカは老舗音響メーカー

俺はオーディオテクニカに絶大な信頼を置いてる。愛用のヘッドホンもオーディオテクニカ製。オーディオテクニカは日本の老舗音響メーカー。

その魅力は何と言っても、品質の高さ。その歴史に裏打ちされた技術には、信頼がある。そんな高品質の製品が、手を出しやすい価格で売られている。

遮音性の高いカナル型

そもそも、イヤホンにはインナーイヤー型と、カナル型の 2 種類がある。違いは遮音性。インナーイヤー型は、耳に引っかける形。だから、周りの音が聞こえやすい。一方、インナーイヤー型は耳につめる形。だから、周りの音が聞こえづらい。つまり、遮音性が高いんだ。

EarPods はインナーイヤー型で、CKR50 はカナル型。CKR50 なら雑音をシャットアウトして、音に集中できる。オタク気質な人には、もってこい。

洗練されたデザイン

俺が持ってるのは、ブルー。ビビッドな色ではないから、控えめなアクセントになっている。線の部分がグレーだから、全体として上品な印象。

CKR50 は高い遮音性だけでなく、高いデザイン性も兼ね備えてる。まさに才色兼備。オタクだってオシャレしたい。だったら、オーディオテクニカのセンスを借りちゃえばいい。

あと、付属のケースが地味に便利。

こうやって開いて、イヤホンを収納できる。これで持ち運びも楽ちん。

音質は言うまでもなく最高

あと、音質は言うまでもなく最高。俺が CKR50 を選んだのは、カナル型で音質がよさそうだったから。で、実際俺のバカ耳でもわかるくらい、音質がいい。

普段 EarFun Air Pro 3 をメインとして使ってるんだけど、別次元。空間の広がりを感じるし、EarFun Air Pro 3 だと聞こえなかったドラムの音が、CKR50 だと聞こえた。オーディオテクニカの真骨頂を見た。いや、聞いた。

TOEIC 900 点の影の立役者

唐突な自慢なんだけど、俺は TOEIC で 900 点をとっている。といっても、会場に受けに行くやつじゃなくて、TOEIC IP テストっていう自分のパソコンで受けるやつ。

内訳は、リスニング 490 のリーディング 410。明らかに CKR50 のおかげ。人なんて大体能力同じだから、いい設備を使うべきだと学んだ。マジで一言一句クリアに聞こえた。

遮音性高すぎて衝撃が耳に来る

あえて不満点を挙げるとすると、衝撃が耳に伝わってくること。別に痛いとかではない。だけど、線が机に当たるだけで、ボンという衝撃が耳に来る。

これは、遮音性の高さゆえの副作用みたいなもの。別に有線イヤホンしながら、激しい動きはしないと思う。だから音質に免じて、甘んじて受け入れよう。

雑音を遮断して没頭しろ

最後に学生に伝えたいメッセージとしては、没頭しろってことになる。周りが有線イヤホンし出したら、意地を張らずに自分もする。柔よく剛を制す。そのうえで、雑音をシャットダウンして没頭し、ひそかに自分の個性を尖らせてほしい。

もちろん高い音質を安く手に入れたい人にもおすすめ。CKR50 をスマホで使いたいときは、USB C 変換アダプターが必要。こちらも忘れずに。CKR50 で、よい有線イヤホンライフを。

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