
前に MAMORIO CARD のレビュー記事を投稿していて、そのときに財布もちらっと映った。俺が使っているのは、ポーターのエンチェイスウォレットという財布。
財布はそれなりの値段がするから、どれにするか悩むと思う。今回は、俺がこの財布を選んだ理由と実際の使用感を書いていく。自分用でもプレゼント用でも、財布を買うときの参考にしてもらいたい。
財布にはブランドマウントがある

ヴィトン、ロエベ、セリーヌ、マルジェラ。高級ブランドは人を惑わせるものがある。小物は特にさりげないアピールにつながるから、ブランドマウントの格好の的になるんだ。
時計や財布がそれにあたる。機能は変わらないのに、ブランドのデザインを求めて原価の何倍もする値段を出してしまう。もちろん意匠が込められているから、否定するのは無粋なんだけど、マウントがくだらないという話。
ハイコスパな財布ならポーター

ブランドマウントから脱却するためには、自分なりの基準が必要で、俺の場合はそれがポーターだった。ポーターは、吉田カバンという会社のブランド。
高品質な日本製、シンプルで洗練されたデザイン、耐久性の高い素材が魅力的なブランドなんだ。その人気と実績は確かで、老若男女問わず「あ、ポーターね」ってなるような安心感がある。
ラウンドファスナーなら中身を守れる

ポーターの財布をタイプ別に比較したのが下の表。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
長財布 | お札を折らずに収納できる | 大容量でカードや現金を整理しやすい / ビジネスシーンにも合う上品なデザイン | サイズが大きくポケットに入れにくい / コンパクトさに欠ける |
二つ折り財布 | 定番のコンパクト財布 | 持ち運びやすくポケットにも収納可能 / 収納力もそこそこありバランスが良い | お札を二つに折る必要がある / 長財布に比べると収納力がやや劣る |
三つ折り財布 | より小さく折りたためる | さらにコンパクトで小さなバッグやポケットに入る / 軽量で持ち運びが便利 | 厚みが出やすく使いづらい場合がある / お札の折り目が増える |
L字ファスナー | 財布の上部と片側がL字型ファスナー | 素早く開閉できる / 小銭がこぼれにくい | 容量は二つ折りよりやや少なめ / ファスナーが壊れると使いにくい |
ラウンドファスナー | 財布全体をファスナーで囲む | 収納力が高く中身が飛び出しにくい / 高級感があるデザイン | ファスナーの開閉が手間になる / 厚みが出やすい |
ミニ財布(コンパクトウォレット) | 小型でキャッシュレス向け | 非常にコンパクトで持ち運びやすい / スマートなデザイン | 現金の収納力が低い / 小銭が多いとパンパンになりやすい |
俺の選ぶ基準は、ファスナーで中身を守れるもの。容量が L 字よりも多いラウンドタイプを選んだというわけ。
所有欲を満たすデザイン

外装全面に PORTER ロゴがあしらわれていてオシャレ。ロゴドンでもなく、派手なデザインでもない。さりげない主張だから上品。ファスナーもいいアクセントになってる。
なんでも牛革が使われているらしくて、たしかにしなやかで手になじむ。安物感がないから、財布を出すときも堂々とできる。まさに所有欲を満たすデザインって感じ。
後ろポケットにすっぽり収まる

四角い形状は持ち運びもしやすい。二つ折りだから多少の厚さはあるけど、ズボンの後ろポケットにすっぽり収まるサイズ感。使い勝手がめちゃくちゃいい。
ラウンドファスナーの開閉もスムーズ。今まで 2 年くらい使っていて、引っかかったことがない。毎回の作業がストレスなくできるのはうれしい。
カード、小銭、札もドンと来い

コンパクトながら、収納力は二つ折り財布のまま。開くと小銭入れと 3 枚分のカードポケット。

お札入れもある。

さらには、ダメ押しのカードポケット。オレンジがいいアクセントになる。
キャッシュレスの時代だからこそいい財布を

世の中ではキャッシュレスが叫ばれていて、俺も財布を出す機会が減ってきた。スマホですべて完結してしまうのは、本当に便利。でも財布を持ち歩かないで不便したら、本末転倒なんだ。
身分証、クレカ、キャッシュカードなど、持ち歩かなきゃいけないものは確かに存在する。だからこそ、財布を持ち歩かなくてもよくなる日まで、いいものを使い続けよう。